
【特集】BROMELIADS
ブロメリアは北米カリブ海沿から中南米を中心としたアメリカ大陸を原産とする多様な亜科から形成される表情豊かなでバラエティーに富んだ熱帯植物です。
ブロメリアはアナナス科もしくはパイナップル科に属する植物のことを示し呼び名の通りブロメリア科とも呼び、ブロメリア亜科33属、ティランジア亜科9属、
ブロッキニア亜科1属、ヘクティア亜科1属、リンドマリア亜科2属、ピトカイルニア亜科2属、ナヴィア亜科5属、プヤ亜科1属の8亜科、58属から形成され
ブロメリアと一括りにしてもその容姿や形は様々で葉に入る模様や特徴的な形はで不思議で中南米の魅力を感じる植物です。
当園がご紹介するのはブロメリアは趣味が高じてコレクションされた物でクリプタンサス、ホヘンベルギア、ビルベルギア属
の大きく分けて3タイプをご紹介させて頂いております。
クリプタンサス(Cryptanthus) 【別名をアーススター】
通常の植物と同じように根から水分を吸収するタイプのグランドブロメリア。
独特の縞模様や斑模様が魅力で這うように葉を生やす品種が多く目立つタイプのブロメリアです。
花はひっそりとしていて株の中心部に花茎を伸ばさずに咲かせる品種が多い。
管理、栽培
観葉植物的な感覚で栽培をします。強い直射を避けやわらかい日差しが差し込む環境で育てます。
水は表土が乾いたら鉢底から水が抜け落ちるくらい十分に与え管理します。
用土は水はけのよい物、鹿沼土や軽石、赤玉土の小粒をブレンドしたものをお勧めします。
肥料は株もとに化成肥料などを適量2〜3個を目安に3ケ月に一度ぐらいのペースで与え管理して下さい。
耐寒性に難があるので関東以北で栽培を楽しむ方に関しては秋口〜冬場は室内管理をして下さい。

クリプタンサス「ベリーコールドトゥース」

クリプタンサス「リチャードラム」
ビルベルギア (Billbergia) ホヘンベルギア (Hohenbergia)
ビルベルギアやホヘンベルギアの様に筒を形成し株を作り、筒の内部に貯水した水を吸収するタンクブロメリアと呼びます。
また、根からも水分を吸収しますので潅水の際は筒内、株もとに潅水します。
ビルベルギアは細長い筒形で形成されている品種が多くブラジルを中心として熱帯アメリカにかけて分布し岩場などに着生する
品種が多いのですが、根からもよく水分を吸収することからティランジア(エアープランツ)とは違い鉢植えの方がよく育ち、管理も容易です。
ホヘンベルギアはビルベルギアの比べると全体的に丸身があり寸胴で奇抜な色合いではなく落ち着いた原色のものが多く
和室など落ち着いた空間を飾り付けするのにおしゃれな植物です。
それに比べ、ビルベルギアは奇抜色合、斑紋や模様が魅力で新しい観葉植物感覚で室内インテリアとして楽しめます。
また、容姿はもちろん充実した株に生育すると鮮やかで美しい花をさかせてくれます。
管理、栽培
強い日差しにも強い品種。日当たりのよい窓辺、ベランダ、お庭などの場所を選び管理します。
水は表土が乾いたら株もとに十分に潅水を行い筒の貯水が減ったら筒に水を貯めてください。
潅水に神経質にならなくても通常の「乾いたら」のタイミングがベストです。
用土は水はけのよい物、鹿沼土や軽石、赤玉土の小粒をブレンドしたものをお勧めします。
また、洋ランの様に水苔で根をくるみ鉢に植えこんでも構いません。
肥料は株もとに化成肥料などを適量1〜2個を目安に3ケ月に一度ぐらいのペースで与え管理して下さい。
耐寒性に難があるので関東以北で栽培を楽しむ方に関しては秋口〜冬場は室内管理をして下さい。

ビルベルギア「パイプライン」

ビルベルギア「ハレルヤ」
