「這松（ハイマツ）」は、這うように横に広がって伸びていく松の仲間で、本州中部以北の亜高山帯〜高山帯に自生しています。ハイマツの自生する場所は森林限界と言われる樹高の高くなる木が生えられなくなる地帯で、ハイマツ帯を越えると、高山植物の咲く見晴らしの良い高山帯が広がります。くねくねとうねりやすい枝を活かして盆栽や寄せ植えにしたり、ロックガーデンに植えて高山の雰囲気を演出したりするのに最適です。
アイヌの人々はハイマツを「トトヌプ」と呼び、葉を利尿や下剤として、実や木質部をお茶として利用していたそうです。

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