
【特集】高山植物特集
山々の新緑が芽生え、夏山登山シーズンが到来しました!
木々の芽吹きの葉の色は光合成が不十分で緑色の葉緑素がまだ少ない為に、赤だったり、黄色だったり…
秋さながらのにぎやかさで山を彩ります。
そんな春の山の様子は「春紅葉」や「山笑う」などと表現され、新緑の山の魅力がよく表れています。
登山ファンの方はウキウキ心弾む季節ではないでしょうか。
高山を登る魅力の一つは、欝蒼と茂る森林を抜けて高山帯に出た時、視野が一気に広がる瞬間で、
一面に広がる空と、どこまでも続く山の稜線、足元には不思議な姿をした高山植物が咲き、異世界に来たような気がします。
高山植物は過酷な環境に耐えられるよう、草丈は小さく、葉は厚く皮質のものや細かな毛を生やしているものなど、独特な姿をしているものが多く、
瓦礫にしっかりと根をはり小さな花を咲かせる高山植物には新鮮な驚きと愛おしさを感じます。
高山で花が咲くのはまだ先のことですが、栽培品は開花が早く5月中旬〜6月には満開になります。
暖地での栽培は難しいものも多く、まさに「高嶺の花」ですが、一度ご自宅で栽培してみてはいかがでしょうか。
今回は育ててみたい、憧れの高山植物を特集しました。
高山植物の楽しみ方
石を組み火山レキや軽石砂などで高山のような風景をつくり、植物を植え込む「ロックガーデン」や 鉢植え、軽石鉢に植え込んで楽しみます。
高山植物の栽培方法
高山植物の栽培で大切なのは水はけの良い用土を使用する事です。
火山レキや鹿沼土、軽石砂などを使用して植えます。
置き場所は、寒冷地では年間を通して日の当たる場所で栽培します。
暖地では夏場の暑い時期に雨に当たると枯れてしまう原因になりますので鉢植えで管理し、雨よけ出来る場所へ移動しましょう。 夏場は風通しの良い半日陰で管理します。
使用する鉢について、
駄温鉢や素焼き鉢など釉薬のかかっていないものが良いでしょう。
暖地での栽培には伝市鉢やテラコッタの鉢など厚手の鉢を使うことで、鉢内の温度が上がるのを緩和することができます。
また通常ポットサイズを鉢に植え替える際には、一回り大きな鉢に植え替えますが(寒冷地ではOK) 暖地ではポットサイズよりもかなり大きめの鉢に植え替えた方が良いようです。
コマクサ、ヒダカソウ、ウルップソウなど根が下へ下へと長く伸びるタイプの管理…
鉢の底まで根が回ると、底の方から根腐れして枯れてきます。
深くレキの入ったロックガーデンならばあまり気を遣いませんが、 鉢の深さには限界がありますから、手を加えてやることが必要です。
根が詰まってきたら株元から10cm程度を残して根を切り、植えなおすことでまた元気に成長を続けます。
高山植物コレクション
樽前イワヒゲ 4寸ポット
タルマエイワヒゲは、高山のれき地や岩場に生える常緑小低木です。細い枝にうろこ状の葉がびっしりとつき、 髭のように見えることからこの名があります。「樽前」タイプは葉が太くなります。北海道、樽前山の高山帯に分布。
1,000円(税抜)
詳しくはこちら知床イワヒゲ
高山のれき地や岩場に生える常緑小低木です。細い枝にうろこ状の葉がびっしりとつき、髭のように見えることからこの名があります。 「知床」タイプは葉が細くなります。道東の高山帯に分布。
700円(税抜)
詳しくはこちらイワウメ
北海道、本州(中部、北部)、東北アジアの高山に生える常緑小低木で、へら型、 革質の葉を密につけて地面を這うように増えます。花は梅の花に似ていて、それが和名の由来になっています。
700円(税抜)
詳しくはこちら白花千島ギキョウ
「千島桔梗(ちしまぎきょう)」は、本州中部以北、千島、サハリン、カムチャッカ、アリューシャン、 アラスカに広く分布する高山植物で、艶のある葉の間から、大きな花を咲かせます。こちらは白花タイプ。
500円(税抜)
詳しくはこちらエゾツツジ 3.5寸ポット
高山のれき地や草地にはえる落葉小低木です。丈が大きくならず冬場落葉するので草のように見えますがツツジの仲間らしくちゃんと枝や幹があります。 初夏に花茎をのばして花を咲かせます。葉の先はとがらず、縁と裏に毛が生えます。
1,000円(税抜)
詳しくはこちらウラシマツツジ
「ウラシマツツジ」の名前の由来は葉の裏に細かい網目状の葉脈があることから(=裏縞ツツジ)。 大雪山の秋の紅葉が有名です。茎は地中を這い、分枝して広がります。冬には落葉する落葉矮性低木です。別名・クマコケモモ。
1,000円(税抜)
詳しくはこちらチングルマ
ポピュラーな高山植物のひとつで、開けた大地いっぱいに白い花を咲かせている姿が印象的。北海道、本州(中部以北)、 東北アジアの亜高山〜高山の湿地やレキ地に生える落葉小低木です。ふわふわと毛のついた果実や、紅葉も楽しめます。
500円(税抜)
詳しくはこちらヤエザキイチリンソウ
ヤエザキイチリンソウは、ヨーロッパやアジア北東部原産のヤブイチゲの八重咲き品種です。地面をはって良く増え、花つきも良いので、グランドカバーなどに最適です。 ※球根が複数入ったポット苗です。(画像3枚目:芽だし頃の状態)
500円(税抜)
詳しくはこちらミヤマダイコンソウ
「深山大根草(みやまだいこんそう)」は北海道、本州(近畿以北)、四国(石鎚山)、千島の亜高山〜高山のれき地に生える高山植物で、葉や茎に剛毛が生え、丸く大きな葉が特徴的です。
500円(税抜)
詳しくはこちら西別コケモモ
道東の亜高山帯から高山帯の林縁、草地、レキ地に生える常緑小低木です。 夏ごろに赤い実がたくさんつきかわいらしいので鉢植え、寄せ植えのアクセントに用いてもとても良いです。西別タイプは花色が桃色がかり、樹性はコンパクトになるのが特徴です。
500円(税抜)
詳しくはこちらアオノツガザクラ 3.5寸ポット
北海道、本州中部以北、北太平洋地域の高山の雪田縁、草地に生える常緑小低木です。クリーム色の丸いつぼ型の花を下向きにつけます。アオツガザクラ。
1,000円(税抜)
詳しくはこちらメアカンミネズオウ
「高山のれき地に生え、葉は常緑でマット上に広がります。春先に星型の花をたくさんつけるのがかわいらしい。 「雌阿寒」タイプは道東雌阿寒岳実生栽培品で花色が濃いのが特徴です。
700円(税抜)
詳しくはこちらエゾイソツツジ
「蝦夷イソツツジ」は、北海道、サハリン、千島の低地の湿原〜高山帯の日当たりの良い場所に生える常緑低木です。 特徴は手まり状に咲く可憐な白い花と、厚く革質で、裏に毛が生えた葉で、葉には涼しげな特有の香りがあります。
1000円(税抜)
詳しくはこちら白花エゾオオサクラソウ
全体に毛の生えた手のひら形の葉が特徴的でかわいらしいです。「蝦夷オオサクラソウ」は茎や葉柄に長軟毛が多く生え、道東に多く自生があります。こちらは珍しい白花タイプです。
1,000円(税抜)
詳しくはこちらミヤマホツツジ
花色は白〜淡い桃色で、花弁が3枚、強く反り返って咲きます。花柱も上に巻いていて、よく見るとおもしろい形の花です。北海道、本州、四国、九州の亜高山に生えます。
700円(税抜)
詳しくはこちら千島ハンショウヅル
花は細かい黒い毛に覆われ、つぼ型の落ち着いた花です。冬には地上部が全て枯れます。北海道、千島、サハリン、カムチャッカに自生します。別名・エゾハンショウヅル
600円(税抜)
詳しくはこちらミヤマアズマギク
東菊は本州中部以北(東の方)に自生が多いことからその名がつきました。 本種「ミヤマアズマギク」は高山型の亜種。北海道、本州以北の亜高山帯〜高山帯のレキ地に生えます。
400円(税抜)
詳しくはこちらトチナイソウ 4寸ポット
小さな高山植物で、毛の生えた茎の上に小さな花が3〜5個つきます。 北海道(夕張山地以北)、本州(早池峰山)、北アジア、カナダに分布します。
1,500円(税抜)
詳しくはこちら千島キンレイカ
別名は「タカネオミナエシ」といい、高山のれき地や草地に生え、オミナエシの花によく似た黄色い花を咲かせることからこの名があります。 オミナエシよりも全体に小ぶりです。北海道、北アジアに分布しています。
500円(税抜)
詳しくはこちら